治療後のメンテナンスと予防

maintenance and prevention

治療後のメンテナンスと予防|八王子で歯周病治療なら山田雄一歯科医院

歯周病の再発を防ぐためのメンテナンス

maintenance and prevention

歯周病治療が終わった後はメインテナンスが重要です。 歯周病は再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。メインテナンスは、定期的に口腔内や歯の周りの組織をチェックしたり、PMTCを受けるなどして、口腔内を良い状態に維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて数カ月に1回のメンテナンスをおすすめしています。

生活習慣の改善も大切です

食生活を改善する
糖分の多い食事は歯周病リスクを高めます。良質なたんぱく質・脂質・ミネラルを摂ることがとても大切です。
禁煙する
タバコに含まれるニコチンは、歯ぐきの血液の流れを悪くし、歯ぐきに十分な酸素や栄養を十分行き渡らせなくするだけでなく、唾液の分泌量も抑えてしまうため、プラーク(歯垢)や歯石を付きやすくします。
睡眠時間をしっかりととる
睡眠時間が足りないと免疫細胞が活性化されないため免疫力低下につながります。身体の抵抗力が落ちるとウイルスや細菌に感染しやすくなるので、歯周病にもかかりやすくなります。
適度な運動
運動不足は全身の血行を滞らせ、病気にかかりやすい体質になります。口腔内も同じで、歯ぐきの血流が悪くなると歯周病にかかりやすくなる、病気がなかなか治らない、悪化するなど悪影響を及ぼします。

当院の歯周病予防メニュー

periodontal disease prevention menu

セルフケアとプロフェッショナルケアの両立

予防歯科の中心となるのはセルフケアと定期的なメインテナンスです。
「予防」の基本は毎日の歯みがきですが、歯と歯のすき間や歯ぐきの溝、奥歯の噛み合わせ溝などの汚れは、セルフケアで完全に除去することはできません。そのため、毎日歯みがきをしていても虫歯になってしまうことがあるのです。徹底的にお口の中の汚れを除去できるのが、歯科医師や歯科衛生士らによるプロフェッショナルケアです。

定期的に専門家の歯のクリーニングを受けて、口腔内の汚れを除去することでプラークや歯石を取り除くことができます。

予防メニュー

<プロケア>

歯磨き指導(TBI)
歯周病の発症リスクは1つではなく、唾液の質や量、生活習慣など多くのことが複雑に関係しています。しかし病気が発症する根本の原因は、プラークの中に存在する細菌で、健康維持には歯磨きによるプラーク除去効果を高めることが有効です。当院では認定衛生士が正しい歯磨きの仕方を指導いたします。
PMTC
PMTCとは、専門家が専用の機器を使用して歯を磨き上げる(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という意味の略称です。毎日の歯みがきでは落ちない歯の汚れやバイオフィルムを、予防ケアのプロである歯科医師や歯科衛生士が、専門の器具と専用のペーストを用いて、歯面とその周辺の歯周組織から徹底的に除去していきます。このクリーニングによって、汚れの再付着の予防も期待できます。
スケーリング
歯石は歯垢(プラーク)が石灰化してできた硬い塊で、歯みがきなどの通常のセルフケアでは除去できません。歯科ではスケーラーという専用の器具を使用して、歯の表面や歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)内にある歯垢や歯石を徹底的に除去します。このスケーリングは、初期の歯周病(歯肉炎)を改善する治療としても行います。
エアフロー
エアフローは歯のこびりついた汚れをしっかり落としていく、歯専用のクリーニング機器です。エアフローではまず歯垢を薬液で染めます。歯垢は付着した時期によって染まる色の濃さが違ってきますので、普段、歯みがきができていない部分やバイオフィルムがあるところがはっきり認識できます。そうした部分を中心に、小さな粒子を吹き付けながらジェット流水で同時に洗い流し、こびりついた歯垢や汚れをしっかり取り除いていきます。ブリッジの下や被せ物、インプラントまわりの汚れなどもスッキリ落とすことができます。
粒子はパウダー状なので、歯に優しくダメージを与えません。エアフローを行ったあとは、歯の表面がツルツルします。歯垢や歯石、バイオフィルムなどの再付着も防ぎ、虫歯や歯周病などのリスクを低減できます。
栄養指導
不足している栄養素を補うことで、さまざまな歯の疾患の対策・改善をすることができ、歯や口腔内環境の改善に繋がります。
当院では、糖質制限などの具体的な栄養指導を行い歯科の分野から全身の健康をサポートします。

<セルフケア>

一人ひとり歯並びも違えば歯みがきの仕方にも癖があります。ホームケアの指導では、各個人に合わせた歯みがきの方法や、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの選び方などをお伝えし、ご自宅でのホームケアをより効果的に行えるようにサポートいたします。

歯間ブラシ
歯間ブラシは歯と歯の間の汚れを落とします。様々な太さの歯間ブラシがありますので、ご自分の歯に合ったものを選びましょう。前歯と奥歯で歯と歯のすき間が異なる場合は、それぞれ太さに合わせて使い分けます。
デンタルフロス
歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスを使用すると落ちやすくなります。糸状のデンタルフロスは、歯と歯のすき間に通して汚れを落とします。ホルダーがついたフロスもありますので、使いやすいものを選択してください。